2026年5月31日
鼻中隔弯曲症ってどんな病気ですか?
鼻中隔弯曲症とは、左右の鼻の穴を仕切っている「鼻中隔(びちゅうかく)」という壁が曲がっている状態のことです。鼻中隔は骨と軟骨でできており、本来は鼻の中央にありますが、左右どちらかに曲がることで鼻の通りが悪くなります。
実は、大人の多くに多少の曲がりはみられるといわれています。しかし、曲がりが強い場合には、片側または両側の鼻づまりが慢性的に続くようになります。
鼻中隔は鼻の中にあるため、外見だけでは曲がりの有無はわかりませんが、耳鼻科で鼻の中を診察することで確認できます。
鼻中隔弯曲症の主な症状について
鼻中隔弯曲症では、慢性的な鼻づまりが代表的な症状です。「いつも片方の鼻だけ通りが悪い」と感じている方も少なくありません。
また、鼻呼吸がしづらくなることで、口呼吸やいびきにつながることがあります。そのほか、頭が重い感じや軽い頭痛、においがわかりにくいといった症状が出る場合もあります。
さらに、アレルギー性鼻炎を合併していると鼻の通りがさらに悪くなり、副鼻腔炎(ちくのう症)を繰り返しやすくなることもあります。
治療について
アレルギー性鼻炎を伴っている場合には、まず飲み薬や点鼻薬を使って鼻の炎症を抑える治療を行います。曲がりが軽い場合には、こうした治療で症状が改善することもあります。
しかし、鼻中隔の曲がりが強い場合や、薬による治療だけでは改善が難しい場合には、「鼻中隔矯正術」という手術を検討することがあります。この手術では、曲がった鼻中隔を整え、鼻の通りを改善していきます。
慢性的な鼻づまりはご相談ください
鼻づまりを「体質だから」と長年我慢されている方も少なくありません。しかし、鼻中隔弯曲症が原因の場合には、適切な治療によって症状の改善が期待できます。
「いつも片側の鼻が詰まる」「口呼吸になっている」「いびきが気になる」といった症状がある場合は、一度耳鼻科での診察をおすすめします。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。