2026年5月28日
慢性中耳炎ってどんな病気ですか?
慢性中耳炎とは、鼓膜にあいた穴が自然に閉じず、その状態で中耳の炎症が長く続いている病気です。急性中耳炎を繰り返したあとに起こることが多く、鼓膜に穴が残ることで細菌が入り込みやすくなります。
通常、中耳には鼻と耳をつなぐ「耳管(じかん)」を通じて細菌が入ることがありますが、慢性中耳炎では鼓膜に穴があるため、耳の入り口側からも細菌が侵入しやすくなります。その結果、中耳で炎症を繰り返し、「耳だれ」が続く原因になります。
症状としては、耳だれのほか、聞こえにくさや耳の違和感がみられることがあります。鼓膜の穴が大きい場合や炎症が長引いている場合には、難聴が進行することもあります。
治療では、まず耳の中をきれいに洗浄し、炎症を抑える処置を行います。必要に応じて、抗菌薬を耳の中へ直接使用したり、飲み薬を併用したりして感染を改善していきます。
また、鼓膜の穴が自然に閉じない場合や、炎症を繰り返している場合には、鼓膜を修復する手術(鼓膜閉鎖術など)を検討することもあります。
慢性中耳炎を放置すると、聞こえに影響が出たり、炎症が長引いたりすることがあります。耳だれが続く、聞こえが悪いと感じる場合は、早めに耳鼻科へご相談ください。