2026年5月31日
鼻血(鼻出血)について
鼻血は、子どもから大人まで幅広い年代でみられる、ごく一般的な症状です。特にお子さんでは、鼻を触るクセや鼻炎によるムズムズ感などが原因で、日常的に起こることも少なくありません。
鼻血の原因として多いのは、転倒やぶつけた衝撃のほか、アレルギー性鼻炎や風邪、副鼻腔炎などによって鼻を頻繁にかむことです。また、鼻の中がかゆくなり、指で触ったりほじったりすることで出血するケースもよくみられます。
さらに、高血圧や動脈硬化のある方では、血管が傷つきやすくなり、鼻血が出やすい傾向があります。
鼻血が出やすい場所について
鼻血の多くは、鼻の入り口近くにある「キーゼルバッハ部位」という場所から出血しています。この部分は血管が集まっており、粘膜が薄いため、少しの刺激でも出血しやすいのが特徴です。
また、乾燥によって粘膜が傷つきやすくなる冬場や、花粉症の時期にも鼻血は起こりやすくなります。
鼻血が出たときの対処法
鼻血が出た場合は、まず椅子に座り、少し前かがみの姿勢をとります。その後、鼻のやわらかい部分を外側からしっかり押さえてください。綿球やコットンを軽く入れて圧迫すると止血しやすくなります。
上を向いてしまうと血液がのどへ流れ込みやすくなるため、うつむき気味を意識することが大切です。流れてきた血液は飲み込まず、できるだけ吐き出してください。
多くの場合は、5〜10分程度圧迫を続けることで止血できます。
このような場合は耳鼻科を受診してください
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
・15分以上圧迫しても止まらない
・出血量が多い
・鼻血を何度も繰り返す
・めまいやふらつきを伴う
・高血圧の治療中である
・片側だけから頻繁に出血する
鼻の奥の太い血管から出血している場合は、自然に止まりにくいことがあります。また、まれに血液の病気などが背景に隠れていることもあります。
鼻血が気になる方はご相談ください
鼻血の多くは心配のないものですが、繰り返す場合や止まりにくい場合には、適切な診察と治療が必要です。
「鼻血が続く」「頻繁に出る」「なかなか止まらない」といった症状がある場合は、無理に自己判断せず、耳鼻科へご相談ください。