2026年5月31日
急性副鼻腔炎ってどんな病気ですか?
急性副鼻腔炎は、いわゆる「副鼻腔の炎症」で、風邪をひいたあとや、風邪が長引いた際に起こりやすい病気です。鼻の周囲には「副鼻腔」と呼ばれる空洞があり、そこに細菌が入り込んで炎症を起こすことで発症します。
主な症状は、鼻づまりや黄色・緑色の粘り気のある鼻水です。また、鼻水がのどへ流れる「後鼻漏(こうびろう)」によって、咳や痰が続くこともあります。においがわかりにくくなったり、顔の痛みや頭の重さを感じたりすることも特徴です。
炎症が起こる場所によって痛みの出る部位が異なり、目の周囲、ほほ、額、頭の奥などに痛みを感じることがあります。症状が強い場合には発熱を伴うこともあります。
治療では、鼻の中をきれいにする処置や、抗菌薬(抗生剤)などを使用して炎症を改善していきます。特に小さなお子さんは副鼻腔炎を起こしやすい傾向がありますが、早めに治療を行うことで慢性化を防げるケースが多くあります。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)とは
副鼻腔炎の症状が長引き、3か月以上続いている状態を慢性副鼻腔炎といいます。一般的には「蓄膿症(ちくのうしょう)」として知られています。
慢性副鼻腔炎では、粘り気のある鼻水や鼻づまりが続き、口呼吸になることも少なくありません。また、鼻の奥から嫌なにおいを感じたり、においがわかりにくくなったりすることもあります。
さらに、頭痛や顔の痛み、目の周囲の違和感、上の歯が浮いたような感覚が現れる場合もあります。炎症が長く続くことで、鼻の中にポリープ(鼻茸)ができることもあります。
治療では、急性副鼻腔炎と同様に鼻の処置や薬による治療を行い、炎症を少しずつ改善していきます。症状が強い場合や、ポリープが大きくなっている場合には、手術治療を検討することもあります。
鼻づまりや長引く鼻水はご相談ください
副鼻腔炎は、早めに適切な治療を行うことで改善が期待できます。一方で、症状を放置すると慢性化し、治療に時間がかかることもあります。
「鼻づまりが長く続く」「黄色い鼻水が出る」「においがわかりにくい」「顔や頭が重い」といった症状がある場合は、耳鼻科での診察をおすすめします。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。