2026年5月28日
耳管狭窄症・耳管開放症ってどんな病気ですが?
耳の奥と鼻の奥は、「耳管(じかん)」という細い管でつながっています。耳管には、耳の中と外の気圧を調整する役割があり、普段は閉じていますが、つばを飲み込んだり、あくびをしたりした時に一時的に開きます。
この耳管の働きがうまくいかなくなると、耳が詰まった感じや、自分の声が響くなどの不快な症状が現れることがあります。耳管の異常には、大きく「耳管狭窄症」と「耳管開放症」があります。
耳管狭窄症とは
耳管狭窄症は、耳管がうまく開かなくなったり、狭くなったりする病気です。風邪や鼻炎、副鼻腔炎などによって鼻の奥に炎症が起こり、耳管の入り口が腫れることが原因と考えられています。
主な症状は、耳が詰まった感じや、自分の声が耳の中で響く感覚です。また、自分の呼吸音が耳の中で大きく聞こえることもあります。鼻水や鼻づまりを伴っている場合も少なくありません。
耳管開放症とは
耳管開放症は、本来閉じているはずの耳管が開いたままになりやすい状態です。特に成人女性に多くみられます。
急激な体重減少によって耳管の周囲の組織がやせてしまうことや、ストレス、妊娠、顎関節症、血流の変化などが関係していると考えられています。
症状は耳管狭窄症と似ており、自分の声や呼吸音が耳の中で強く響いたり、耳が詰まったような違和感が続いたりします。前かがみになると症状が軽くなることも特徴のひとつです。
耳の詰まり感が続く場合はご相談ください
耳管のトラブルは、見た目では異常がわかりにくく、「気のせいかもしれない」と我慢される方も少なくありません。しかし、症状が長引くと日常生活に支障が出ることもあります。
耳が詰まった感じが続く、自分の声が響く、呼吸音が気になるなどの症状がある場合は、耳鼻科での診察をおすすめします。原因を確認し、症状に合わせた適切な治療をご提案いたします。