2026年5月28日
加齢性難聴(老人性難聴)ってどんな病気ですか?
加齢性難聴とは、年齢とともに少しずつ聞こえが低下していく病気です。特に高い音から聞き取りにくくなることが特徴で、両耳に同じように症状が現れることが多くあります。
「老人性難聴」と呼ばれることもありますが、実際には50歳頃から少しずつ聞こえの変化が始まる方も少なくありません。初期には自覚しにくいことも多く、「会話は聞こえるけれど言葉がはっきり聞き取れない」「テレビの音量が大きくなった」といった形で気づかれることがあります。
加齢だけでなく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病がある方では、難聴が進みやすい傾向があります。また、過去に中耳炎を繰り返していた方や、工場・建設現場など大きな音の環境で長年仕事をしていた方も、聞こえの低下が早く進むことがあります。
加齢性難聴では、一度低下した聴力を元の状態まで回復させることは難しいとされています。そのため、聞こえづらさによって日常生活に支障が出ている場合には、補聴器の使用が有効になります。
「聞き返しが増えた」「人の声が聞き取りにくい」「周囲からテレビの音が大きいと言われる」といった症状がある場合は、早めに聴力検査を受けることをおすすめします。適切なタイミングで補聴器を使用することで、会話のしやすさや生活の質の改善につながります。気になる症状があれば、お気軽に耳鼻科へご相談ください。